‘ヒアルロン酸’と‘セラミド’
2020/11/02 00:00
秋が深まり、冬の訪れを感じ始める季節になりました。これからは気温や湿度がますます低下し、乾燥が進みやすくなってきます。いまから冬に向けての肌準備を始めましょう。やはり、まずは「保湿」です。今月は、肌に元々存在する天然の保湿成分‘ヒアルロン酸’と‘セラミド’についてご紹介します。
冬に向けての肌準備は万全ですか?
保湿成分としてよく耳にする「ヒアルロン酸」や「セラミド」は、肌に元々ある天然の成分ですが、年齢とともに減少していきます。 秋から冬にかけては、外気やエアコンによる肌の乾燥にプラスして、気温の低下によって新陳代謝が低下し、ターンオーバーも乱れるため、肌が自ら生み出す力も低下してしまいます。すると、ヒアルロン酸やセラミドの量も低下してしまうのです。
これからの季節は、積極的に補うことと、うるおいを高めるお手入れを取り入れていきましょう。
お肌をうるおいで満たす
ヒアルロン酸
■表皮と真皮両方に存在する
■湿度が低い時でも多量の水分を保持できる
■必ず水と一緒に存在し、ヒアルロン酸を増やすことで、表皮・真皮に水分が行き渡る

  • 乾燥を感じたら、まずはコレ!

    肌の保水力を高めてくれる‘ヒアルロン酸’。乾燥を感じたらまずはうるおいを補給してあげましょう。
    特に今のマスク生活では、マスクの中は蒸れて水分を多く感じがちですが、マスクを外した直後に水分が一気に蒸発して乾燥します。常備して、化粧直しに美容液をプラスしてみても良いですね。
お肌を外部刺激から守る
セラミド
■表皮の一番外側(角層)に存在する
■細胞同士をしっかりとつなぎ合わせ、バリアを形成
■水分が逃げないように閉じ込めるとともに、外部刺激からお肌を守る

  • うるおいをキープできる肌に

    何をしても、「まだ乾燥する…」「肌あれも気になる」という方は、うるおいを保つことができていないのかもしれません。‘セラミド’で乾燥を防ぐうるおいバリアを作ってあげましょう。
    また、洗顔時に熱めのお湯を使うことによって、角層からセラミドが流出しやすくなります。セラミドを与えるだけでなく、逃さないことも重要です。そして、‘ヒアルロン酸’とのW使いがおすすめです。
目元でお顔の印象は変わる!
2020/10/01 00:00
顔の印象が7割決まるといわれている「目元」。マスクをして口元が隠れると、目元の印象はさらに重要になってきますね。実際に、ベースメイクは薄め、アイメイクはしっかりする!等の声もあるようです。夏から秋に変わる今の時期から目元のお悩みは増えてきます。毎日のケアに目元の集中ケアをプラスしてあげましょう。
目元にお悩みが集中する理由
目元のお悩みを
ピンポイントで解決!


空気が乾燥し始めると、小ジワが気になり始めます。乾燥小ジワは表情の出る場所にできやすく、水分不足が主な原因。さらに加齢によるコラーゲン不足でハリが保てなくなり、深いシワやたるみが現れます。
  • 美容液やパックで
    水分補給!

    まずはうるおいを補給することが大切。いつものケアに保湿美容液をプラスしてあげましょう。目元にも使えるパックで速攻ケアも。コラーゲンに着目した美容液がおすすめ!

目の周りの皮膚は頬の1/2~1/3の薄さと言われています。そのため肌の内側の状態が表面に現れやすく、血行不良によってクマができたり、アイメイクを落とさない、目をこする等物理的刺激がくすみの原因になることも。
  • 血行を促進して
    明るい目元に

    目元の古い角質を落としたり、ホットタオルなどで目元を温めて血行促進をしてあげましょう。また、皮膚が薄くデリケートな目元は、専用のアイテムでしっかりケア。

夜更かし、ホルモンバランスなどにより、代謝機能が低下すると、身体に老廃物を溜め込みます。すると余分な水分を排出できず、むくみやすくなることも。特に、寝る前の水分の取りすぎは注意!
  • 代謝を促進して
    水分バランスを調整

    まずは就寝前の水分を控えめに!そして、マッサージやツボ押しで目の周りをすっきりと。
    目の下を5秒5回プッシュ。
おこもり美容を充実させよう
2020/09/01 00:00

もう9月。梅雨明けが遅かったせいか、夏が過ぎるのが早い気がしますね。コロナ禍における今年は外出する機会が減り、家で過ごす時間が増えたことで、「お手入れに時間をかけられるようになった」という方が多くいらっしゃいます。この機会を利用して自分のお肌を見つめ直し、なりたいお肌になるためのお手入れを充実させていきましょう。
マッサージで心身ともにリフレッシュ
忙しいときにはできなかったマッサージも、今から始めてみませんか?マスク&自粛生活ならではのお悩みも解決できるはず。



マスクをしていると、‘表情筋’を使わなくなります。この筋肉が衰えると、たるみやほうれい線の原因に。引き上げるマッサージでお顔の補正をしてあげましょう。(マッサージクリーム等をつけて行いましょう)
  • 顔マッサージ画像1

    顔マッサージ画像2
  • 顔マッサージ画像3


    顔マッサージ画像4
頭皮

紫外線や、気温上昇に伴う皮脂分泌量の増加により、夏の頭皮環境は悪化します。そして、そのダメージが顕著に表れてくるのが秋です。トニックなどを使った頭皮マッサージを習慣にしましょう。
  • 頭マッサージ画像1
    頭マッサージ画像2
    頭マッサージ画像3
ふくらはぎ

外出を控えることにより、長時間冷房の効いた部屋にいることが多くなります。すると身体が冷え、むくみの原因に。むくみは放っておくと脂肪に変わると言われているので、早めの対策をしてあげましょう。ボディ用ローラーを使ったマッサージ法を紹介しますが、もちろん手でもOKです。
  • 脚マッサージ画像1
    脚マッサージ画像2
    脚マッサージ画像3
もしかしてマスクトラブル?
2020/08/01 00:00
紫外線・乾燥・酸化の‘老化の3大要因’や気温や湿度の上昇による皮脂・汗の増加にプラスして今年はマスクによる肌トラブルが多くなっています。マスクのトラブルと言っても、トラブルの悩みは人それぞれ。また、マスクにより化粧をしなくなったなどの声も多く聞かれます。本当にいまのお手入れで大丈夫ですか?もう一度肌状態&ケア方法を見直してみましょう。
今年の夏はお肌にとって例年以上に過酷です
こんなこと気になりませんか?
もしかしたらマスクトラブルかも?

ニキビができてしまって
【原因】
マスクの中は高温多湿。特に汗や皮脂分泌が増えて、雑菌が繁殖しやすい状態です。マスクの摩擦も刺激になり、炎症を起こした赤ニキビができやすくなります。
 
  • まずは、アクネケア美容液などで、これ以上増やさないためにピンポイントケアを。そして、ニキビをできにくくするパックなどを取り入れましょう。増えた皮脂と古い角質を取り除いて毛穴が塞がらないようにする毎日のケアも大切です。
肌の
気になります…
【原因】
蒸れているので水分は多く感じますが、マスクを外した直後に水分が一気に蒸発して乾燥します。マスクの着脱を多くする方は要注意。
 
  • やはり、水分をしっかり与え、保持することが大切。マスクで汗をかきやすいため、汗をかいたらやさしく拭き取ることや日中のお肌への水分補給も忘れずに!
するのですが…
【原因】
マスクによる摩擦によってうるおいバリア機能が低下し、肌あれが起きています。  
  • まずは、お肌にやさしいスキンケアで肌をいたわってあげましょう。そして、セラミド配合の美容液などでお肌のうるおいバリア機能を高めて!フェースパウダーなどで、素肌が直接マスクの摩擦を受けないようにするのもおすすめ。
毛穴の
なんとかしたい…
【原因】
過剰な皮脂によって毛穴が押し広げられ、開きグセがついています。また、古い角質が残ることや酸化した皮脂の刺激により、毛穴周りが肌あれ状態になり凹凸が目立つことに。  
  • 毛穴つまり、皮脂汚れをスッキリと落としましょう。皮脂や汚れを吸着するパックや、収れん効果のある美容液を取り入れて。毛穴開きが慢性化する前に!
  • ‘マスクやけ’大丈夫?
    マスクをしているからと言って、メイクをしなくなっている人が多くなっているそうです。UVカットがあるマスクでも油断は禁物。 うっかり日やけをしないためにも、UVカット効果のある下地を忘れずに!
汗トラブルに要注意!
2020/07/01 00:00
いよいよ夏本番の始まりです。しかし、今年は新型コロナウィルスの影響で、いつもとは違った夏になりそうですね。夏は肌トラブルが多い季節。生活環境や過ごし方が変化することで、お肌の調子やお悩みも変わってきます。特に、マスクによるトラブルが増えていきそうですね。そこで、今月は高温やマスクによる汗で起こる肌トラブルの原因と対策をご紹介します。お肌も心も快適な夏になりますように。
お肌がうるおいを保つには?
お肌の一番外側にある「角層」には、乾燥からお肌を守りうるおいを保つ3つの要素があります。
①皮脂膜
汗と皮脂が混ざり合って乳化した膜が、肌表面を覆って乾燥や雑菌から肌を守っています。
②角層細胞間脂質
角層の細胞と細胞の間に存在し、細胞同士をキレイに整列させています。肌内部の水分蒸発を防ぎ、外部刺激から肌を守っています。
③NMF(ナチュラルモイスチュアライジングファクター)
角層細胞中に存在していて、水分をつかまえ保持する働きがあります。
しかし、汗によるトラブルはこのうるおいの3要素を減らし、乾燥や肌あれの原因となるのです。


 
トラブル①  インナードライ
  • 暑い夏は体温調整のために、汗が大量に分泌され、皮脂膜やNMFが汗と一緒に流されてしまい、水分が保てず肌内部の乾燥が進んでしまいます。すると、乾燥から肌を守ろうと皮脂分泌が増加するので、肌の内側は乾燥しているのに、肌の表面は脂っぽくテカテカという状態を招きます。日本の夏は湿度が高いため、お肌の乾燥を見逃しがちになりやすいのです。
トラブル②  肌あれ
  • 健康な肌のPHは弱酸性に保たれています。しかし、汗をかくと、肌のPHは時間の経過と共にアルカリ性に傾きます。そのため、かゆみやヒリつきなど炎症を伴う皮膚トラブルが起きやすくなります。また、汗に含まれるミネラル成分も肌にとって刺激になることがあります。刺激をうけると、バリア機能が低下し、肌トラブルがさらに起きやすくなります。
お手入れのポイント
□汗をかいたら、すぐにふき取る
汗でふやけた角層を傷つけないよう、やさしく押さえるように。肌を冷やしたり、こまめにうるおいを与えたり、日やけ止めの付け直しも大切です。

□保湿を習慣に
暑いとスキンケアを怠りがちですが、ローションやエマルジョンは軽いつけ心地のものなど、好みの使用感で心地よく続け、夏でも保湿を習慣にしましょう。汗をかいたからと、洗顔時のこすり洗いは禁物です。
自律神経を整えよう
2020/06/01 00:00

新型コロナウィルスの影響による外出自粛や行動制限、マスク着用の要請…日々の生活の不安やストレスの蓄積により、心身のバランスを崩し自律神経が乱れがちになっていませんか?さらに梅雨の季節はジメジメしていて、気分も湿りがちになるので、自律神経のバランスを整えてあげることが大切です。まずは、心身をリラックスさせてあげましょう。この時期だからこそ、積極的にリラックスできる方法を見つけていきたいですね。そして、一日も早く終息しますように。
自律神経ってなに!?
自律神経には、交感神経(身体の活動時や緊張時に活発になる神経)と副交感神経(夜や睡眠時リラックスしている時に活発になる神経)があります。この2つの自律神経は自分の意思ではコントロールできず、シーソーのようにバランスを保っています。不規則な生活が続いたりストレスにさらされると、交感神経が優位になり、2つの自律神経のバランスが崩れ、心や身体に不調をきたしてしまいます。


あなたに合ったリラックス法は?
香り
  • 香りの情報は、鼻から直接脳に届きます。そのため、香りは感情との結びつきが強いのです。好みの香りを嗅ぐことで、副交感神経が優位になり、身体の緊張がほぐれ気分が落ち着きます。アロマでお部屋に香りを取り入れたり、お好みのスキンケアやボディクリーム使ったり、生活の中に少しずつ取り入れてみましょう。
入浴
  • お湯に入ると、浮力で身体が極端に軽くなるため、だるさを感じにくくなり、心身ともにリラックスできます。38~40℃のぬるめのお湯に浸かり副交感神経を優位にすることで、リラックス効果が高まります。バスルームが香りがたちやすい空間でもあるので、好きな香りの入浴料やボディソープでさらにリフレッシュしてもよいですね。
睡眠
  • 睡眠は、「脳と身体の休養」「疲労回復」「記憶の整理」「免疫機能向上」など多くの役割があります。寝る30分前に部屋の照明を暗くすると、交感神経から副交感神経への切替がスムーズになるため、良質な睡眠をとることができます。寝る直前は、テレビやスマホは控えた方がよいでしょう。
マッサージ
  • 顔や体のマッサージも自律神経に働きかけます。心地よいと感じる力加減で肌に触れることで副交感神経が優位になり、リラックスした気分を味わうことができます。人にしてもらうマッサージだけでなく、セルフマッサージにも同様の効果があります。力を入れ過ぎないように、さする程度の力で行いましょう。
毛穴レスなお肌を目指そう
2020/05/01 00:00
暦の上では5月5日が立夏、夏の始まりです。5月に増えてくる肌トラブルの原因のひとつは、気温の上昇に伴う「皮脂分泌量の増加」です。皮脂は天然の保湿成分“皮脂膜”の原料となり、乾燥からお肌を守る大切な役割を担っていますが、増えすぎると様々なトラブルを引き起こします。今月は、この季節に多い「毛穴のトラブル」についてご紹介します。
あなたの毛穴の悩みはどのタイプ!?
毛穴の悩みは多く聞かれますが、大きくはTゾーン等のテカリが気になる『開き毛穴』と小鼻周辺の黒ずみが気になる『角栓毛穴』、頬に現れやすい『たるみ毛穴』の3つに分けられます。同じ毛穴でも、それぞれ原因と対策が異なるので、自分のタイプを見極めて正しいお手入れをしてあげましょう。そして、毛穴レスなお肌を目指しましょう。


開き毛穴
顔に存在する毛穴は、皮脂腺が多く付属した「脂腺性毛包」と言われています。毛穴から分泌される皮脂が過剰になると、毛穴を押し広げてしまいます。特に季節や年代の影響を受けやすく、鼻や小鼻の脇、頬、額、あごなど開きグセがつきやすく、テカリやすい場所でもあります。

  • 朝のクレンジングで皮脂を落としてあげよう
    毛穴の開きグセを改善するには、まず皮脂の分泌を抑えて毛穴を引き締めること!収れん効果のある美容液や下地で、皮脂をコントロールしてあげましょう。また、夜だけでなく、朝のクレンジングで過剰な皮脂を落とすこともおすすめです。
角栓毛穴
増えた皮脂が酸化すると毛穴周辺に炎症が起こり、毛穴が目立ちやすくなります。その毛穴の中で過剰になった皮脂と古い角質が混ざり固まって角栓ができると、毛穴が詰まってしまいます。また、角質にメラニンが含まれていたり酸化することによって毛穴が黒ずんで見えます。

  • 角質ケアで毛穴をすっきりお掃除
    毛穴の詰まりの原因となる皮脂や古い角質をしっかり落としてあげることが大切です。いつものクレンジング・洗顔に、角質ケアのパックなどをスペシャルケアとして取り入れましょう。その後の保湿も忘れずに!
たるみ毛穴
皮脂の量に関係なく、加齢によって真皮のコラーゲンやエラスチンなどが減少して肌のハリや弾力が失われ、毛穴を土台から支える力が低下したことで目立ってくる毛穴です。元々は小さな円形だった毛穴がたるむことで楕円や涙形になり、目立ちやすくなります。

  • 肌のハリを高めるケアで毛穴を目立ちにくく
    たるみ毛穴はエイジングのサイン。お肌自体を元気にしてあげる必要があります。真皮に働きかけるケアを!コラーゲンなどを配合した美容液を取り入れたり、サプリメントで補給するのも手軽でおすすめです。真皮へのダメージを防ぐためにも、紫外線対策も合わせて行いましょう。
ターンオーバーを整えてお肌の立て直し
2020/04/01 00:00
暖かい陽射しを感じる日が多くなってきました。春の肌対策は万全ですか?乾燥や代謝不良など、冬のダメージを引きずったままになっていたり、花粉やホコリなどの外部刺激を受けて、春はお肌が不安定になりやすい季節です。さらに、入学や入社など生活環境の変化で知らずにストレスが溜まっていることが多く肌トラブルに繋がることも…。紫外線対策はもちろんですが、健康な肌を手に入れるためにターンオーバーを整えることにも意識を向けてみましょう。
 
‘ターンオーバー’って何?
  • 表皮の一番下にある基底層で生まれた表皮細胞が、形を変えながら徐々に上へ押し上げられ、最終的にアカとなって剥がれ落ちていく新陳代謝のことをターンオーバーと言います。正常なターンオーバーは28日と言われますが、部位や状況によって大きく変化します。ターンオーバーが整うとバリア機能が正常になり、外部刺激を受けにくくなります。また、肌自らうるおいを生み出すことができるようになり、乾燥しにくく、肌のキメが整うので、メイクノリもよくなることも実感できます。毎日のお手入れの中にターンオーバーを整えるケアを取り入れましょう。
こんなに違う!肌状態
ターンオーバーが整っている
  • ターンオーバーの過程でヒアルロン酸・セラミド・NMFなどのうるおい成分を産生しているので、うるおいがあり、肌表面もなめらか。
ターンオーバーが早い
  • 外部刺激を受け、肌を早く回復させようとターンオーバーが速くなった肌は、角層が乱れ、ダメージを受けやすい。うるおい成分を産生しにくく、乾燥や肌荒れを起こしやすい。
ターンオーバーが遅い
  • 加齢や肌代謝が悪くなることで古い角質が剥がれ落ちにくくなり、角層が肥厚し肌表面が固くなる。うるおい成分が角層全体に行き渡らず、ザラついたり、くすんで見える。
紫外線&メラニン対策を始めよう
2020/03/01 00:00

暖かい春がもうすぐそこまで来ています。季節の変わり目は、お手入れを見直すタイミングです。洋服を冬物から春物に衣替えするように、お手入れも春に合わせたケアにシフトしていきましょう。やはり3月は、美白!ですね。3~4月にかけては、紫外線の照射量が急激に増加します。顔の紫外線対策はもちろん、ボディや髪の対策も忘れずに行いましょう。
 

紫外線対策について聞いてみました!
紫外線対策に関して、市場調査をした結果があります。グラフから分かるように、紫外線対策は7月や8月など“紫外線を強く感じるようになってから始める”という方が多いようです。しかし、紫外線は一年中降り注いでおり、年間を通した紫外線対策がキレイな肌を維持すると言っても過言ではありません。
このグラフでは、「どの部位に対策をしているか」という質問に対して、1位の「顔」が95.3%、2位の「腕」が62%と、顔と顔以外の部位の紫外線に対する意識には大きな差があります。「目」「髪」「唇」に関しては、10%台となっていて、ほぼ対策をしていない方が多数となっています。これからの季節は紫外線量が増加するとともに、肌の露出が少しずつ増えてきます。あとで後悔しないために、下位の部位の紫外線対策のポイントをご紹介します。
見落としがちな紫外線対策ポイント!
「年齢が現れる」と言われる‘首や手の甲’
  • 年間を通して衣服から露出している首や手の甲は、紫外線の影響を一年中受けています。顔と同様に、年間を通した紫外線対策がおすすめです。そして、乾燥を防ぐためハンドクリームをこまめにつけることが大切。シワが入りやすい首は、真皮に働きかけるようなケアでハリを保ちましょう。
メラニン対策にもなる‘目’
  • 目から侵入する紫外線の刺激は脳にも伝わります。すると脳は、紫外線から肌を守るために「メラニンを作れ!」という指令を出します。これもシミの要因となるのです。帽子やサングラス等で目を守ってあげましょう。目を紫外線から守ることは肌のメラニン対策にも繋がります。
バリア力の弱い‘唇’
  • 角層がとても薄い唇は紫外線が当たると、水分が失われ、かさついたり皮がめくれやすくなります。さらに、乾燥や炎症を繰り返しているとくすんだりシミ、縦ジワができることも。頬などと比べてターンオーバーが速いのでお手入れをすれば効果が現れやすい部分です。リップを塗るなどの対策を。
お肌の花粉対策
2020/02/01 00:00

今年の立春は2月4日。暦の上では春ですが、実際には気温が最も低い時期です。これから春が近づいて暖かくなってきますが、肌状態は季節を後追いするため、角層のバリア力が弱くなり、乾燥によるダメージが蓄積している状態です。そして、2月は紫外線や花粉の飛散など、外部刺激による肌トラブルが起こり、肌がゆらぎやすくなります。ターンオーバーを整えて、季節の変わり目を上手に乗り切りましょう!


 
ゆらいだ肌ってこんな状態
■ダメージを回復させようとターンオーバーが早まり、自らの潤いを生み出せずますます乾燥し、バリア力も低下する。

■紫外線や花粉などの外部刺激によって炎症が起こる。

■赤くなったりひりついたりかゆくなったり、一時的に肌あれが起こり、敏感になる。
春になる前の寒い冬を過ごしてきた2月のお肌は、角層のバリア機能が十分に機能せず、肌不調(ゆらぎ)を起こしやすい状況です。ゆらいだ肌は、まず低刺激なものでシンプルなお手入れをしてあげましょう。外部刺激を受けないように保護機能を高めるお手入れも大切ですが、まずは通常の肌状態へ戻してあげて、肌の様子を見ながらバリア力を強化するお手入れを取り入れるようにしましょう。
この時期は、さらに花粉も!
ゆらいだ肌に追い打ちをかけるように、花粉の季節に突入。花粉症はくしゃみや鼻水、目のかゆみなどがよく知られていますが、肌あれによる赤みやかゆみも花粉症のひとつです。上まぶたやほお骨、あご、首が症状が出やすいと言われています。早めに予防のケアを始めましょう。
  • お肌にやさしいクレンジング&洗顔を
    外出先から帰ったら、できるだけ早くお肌から花粉を落としましょう。お肌に負担の少ないクレンジング・洗顔料を使用して。
  • お肌のバリア力をアップさせる
    水分・油分をバランスよく与え、ヒアルロン酸・セラミドなどお肌のうるおい成分を美容液等で補充してあげましょう!
  • フェースパウダーをしっかりと
    お肌に負担をかけないベースメイクの仕上げは、フェースパウダーを重ねてサラサラ肌へ。花粉が肌に付きにくくなります。
  • 花粉を家に持ち込まない
    外から帰ったら、服に付いた花粉を払って家の中へ。髪もブラシを使って払いましょう。
‘セラミド’で全身ケア
2020/01/06 00:00

冬も本格的な寒さを感じるようになってきましたが、お肌の状態はいかがですか?
冬は「うるおいを持続できる肌状態であるか」が重要なポイント。そして、そのカギを握るのが角層にある『セラミド』です。乾燥に負けないうるおいに満ちた肌づくりを意識して、新年のスタートを気持ちよくきりましょう!

顔も!ボディも!ヘアも!セラミド不足に要注意!
  • 外気の乾燥や気温の低下でターンオーバーが乱れると、肌が自らセラミドを生み出す力も低下。また、洗顔時に熱いお湯を使ったり、こすることによってセラミドは流出します。つっぱりを感じたり、小じわができることも。セラミドのアイテムを使い続けることで肌のバリア機能が強化され、お肌も丈夫になっていきます。
ベースメイク
  • 乾燥が進むと、肌表面が粉をふいたようになったり、皮がむけたようになることもあります。そんな肌状態では、ファンデーションののりも悪く、粉っぽく仕上がってしまいます。まずは、セラミドで乾燥やカサつきを落ち着かせてあげましょう。
ボディ
  • 皮膚が厚く、面積が広いボディは、実は顔よりも乾燥しやすいと言われています。また、冬はウールのセーターやフリース、発熱素材のインナーなどにより電気がたまりやすく、静電気の刺激でさらにお肌のダメージに。カサついて粉がふいたようになったり、かゆみが出るなど、乾燥が進行する前に、セラミドを積極的に取り入れて。
ヘア
  • セラミドは年齢と共に減少する傾向があり、加齢によって、どうしても乾燥しやすい髪質へと傾いていきます。ハリやコシがなく、パサつきがち。静電気も起こりやすい。というサインを感じたら、髪の毛にもしっかりとセラミドを補給してあげましょう。
冬のお手入れのポイントは、保湿とマッサージによる血行促進!
2019/12/02 00:00

いよいよ12月。クリスマスや年越しで華やかなイメージとは対照的に、肌環境はとても過酷です。気温の低下や乾燥、室内外の温度差により、肌状態は乱れがちで、冬特有のトラブルも…。この時期のお手入れのポイントはスキンケア、ボディケア、ヘアケアともに、「保湿」と「マッサージによる血行促進」です。過酷な冬を乗り切るために、パーツ別にしっかりと対策をしていきましょう。

   


スキンケア
気温が低下すると、皮脂と汗の分泌が減少して肌を乾燥から守ってくれる皮脂膜が作られにくくなります。乾燥すると、外部刺激に対しての抵抗力が弱まり、肌老化を進ませてしまいます。

①スペシャルケアで補う!
ローション・エマルジョンで水分・油分を補うことはもちろんですが、不足しやすいうるおい成分はスペシャルケアで補ってあげましょう。冬はクリームやオイル類もおすすめ。油性成分が多く、保湿効果の持続が期待できます。

②皮膚温をあたためる!
常に外気に触れていて皮膚温が低下しやすい顔は、温めたパックタオルやマッサージで血行促進してあげましょう。新陳代謝が活発になり、皮膚の吸収能力が高まります。

 

ボディケア
乾燥が進むと炎症を起こしたり、ほんのわずかな刺激でもかゆみを生じます。また、寒さで血流が悪いと冷えを感じることも。

入浴剤を使い分け!
代謝が鈍る冬におすすめなのが入浴です。乾燥が気になる方には保湿系入浴料を、冷えが気になる方にはソルト系入浴料がおすすめ。お風呂に浸かるだけで身体のすみずみに美容成分が行き渡り、乾燥対策や冷え対策ができます。  
  • 〔保湿系入浴料〕
    入浴で膨張した肌は、保湿成分が浸透しやすく肌表面に 吸着するだけではなく、角層内部にまで浸透するので、 入浴後の肌がしっとりすべすべになり乾燥から肌を守ることができます。
  • 〔ソルト系入浴料〕
    塩類が皮膚表面のタンパク質と結合して膜を作り、この膜が熱を放散を防ぎます。その為、入浴後の保温効果が高く、湯冷めしにくいのが特長です。

ヘアケア
冬は髪や頭皮にも様々なトラブルが現れます。乾燥により髪は傷みやすく、血行不良により健康な髪が育ちにくくなります。髪のケアはもちろん、髪を育むケアが必要です。

ブラッシングを習慣に!
髪にも頭皮にもブラッシングが効果的。頭皮をマッサージした時と同様の効果があり、血行が促進され、健康な髪が生まれる環境に整えます。乾燥しすぎていたりダメージ状態が続くと静電気が起こりやすくなるので、ブラッシング前にアウトバス用のヘアオイル等をなじませ、保護してあげましょう。
お悩み別ハンドケアで、手はもっとキレイになれる!
2019/11/01 00:00

日に日に秋が深まってきましたが、お肌にも季節の変化が現れてきます。特に乾燥を感じやすいのが『手』。手の乾燥やカサつきは、手荒れの初期段階。放っておくと、ささくれやひび割れ、あかぎれなどの肌荒れに繋がってしまいます。手荒れは一部分に発生すると手全体へ広がっていくため、こまめなケアで早めの対策が必要です。



 
  お悩み別ハンドケアで、手をもっとキレイに!
 
手のシワやキメの乱れが悩みの人は、集中的な水分補給を!

原因は、角層の水分不足と紫外線によるダメージです。また、手の甲から指にかけては、加齢とともにキメが乱れ、シワが深く目立ってきます。

 
ふっくらとした肌にするためには、水分を肌の中に長くとどめるような週1~2度の集中保湿ケアがおすすめです。お顔のお手入れでもパックなどの集中ケアは短時間で効果を発揮しますが、手も同様です。
キメの乱れが目立つ手の甲にハンドクリームをつける時は、こすりすぎないようにしましょう。関節や指のシワには、なで広げるように指1本1本丁寧になじませます。集中&毎日のこまめなケアが大切です。

 


荒れやすい指先や乾燥しやすい爪が悩みの人は、しっかりと油分の補給

指先は、身体の末端にあるため、血液循環が悪くなりやすい部位です。さらに、さわる・つまむ・押すなど、常に何かに触れていて水分や油分が奪われやすい状況です。また、爪の乾燥しやすく、傷みが目立ちやすい部分です。

 

ささくれや手荒れが深刻な場合は、手あれ改善効果の高いハンドクリームがおすすめ。荒れやすい指先や爪の周りまでしっかりとクリームを塗りこみます。爪には、油分と爪の成分であるケラチンを補い、甘皮の部分までマッサージしましょう。夜は通気性のよい絹の手袋でケアを。




手のシミが悩みの人は、手の美白ケアを!

手は、常に紫外線にさらされていて、加齢とともにターンオーバーが乱れると、増えたメラニン色素が肌内部に溜まりやすくなります。また、手荒れややけどなど炎症を繰り返すこともシミの原因になります。

 

手の美白は、炎症をおさえることも大事なポイント。紫外線や手荒れから手を守り、こまめに美白成分を補うために、手洗いの度に美白効果のあるクリームの付け直しを習慣にしましょう。

 
お出かけ前、水仕事の後、おやすみ前…ハンドクリームをこまめにつけて、キレイな手を保ちましょう。ハンドクリームをつける際は、手のひらでクリームを温めてからつけると、より浸透しやすくなります。

 

秋、お肌のうるおい力を高めよう!
2019/10/01 00:00
本格的な秋の訪れを感じる10月。
少しずつ暑さから解放されてようやく過ごしやすい季節となりました。
それと同時に、気温・湿度ともに低下し始めるため、お肌は乾燥や肌トラブルが起きやすい状態です。
「洗顔後に肌がつっぱる」「かさついてファンデーションのノリが悪い」「保湿をしていても乾燥する」というお声が多いのもこの時期。夏の疲れを引きずったまま秋冬を迎えることのないように、お肌のうるおい力を高めるお手入れが必要です。
秋のお肌はこんな状態
■ターンオーバーの乱れによる角層の乱れ
⇒乾燥・かさつき・ごわつき・キメの乱れ

■気温低下による血行不良
⇒ターンオーバーの乱れ
⇒うるおい成分が作られにくい

■皮脂膜の減少
■外気の湿度低下
⇒水分が蒸発しやすい
あなたのスキンケア、本当に合ってる!?正しいやり方をチェック!
<クレンジング・洗顔編>
□クレンジングはとにかく洗浄力を重視、と思っていませんか。
 …肌状態に合わせた洗浄力のものを選んで。
□ゴシゴシこすっていませんか。
 …20gの力(生卵を持つ感覚)で洗いましょう。
□寒いから、お湯の温度を高くしていませんか。
 …余計に乾燥してしまう可能性が有ります。
<ローション・エマルジョン編>
□たっぷりの量を一度でつけていませんか。
 …何回も重ねづけするのがポイント。
□ローションをしてすぐエマルジョンをつけていませんか。
 …ローションが浸透したかをしっかり確認しましょう!
□部分保湿を面倒だと思っていませんか。
 …乾燥しやすい部分はより保湿ケアをしてあげましょう。
もっとうるおい力のある肌に!
ローション&エマルジョン、つけ方次第でこんなに違う!
ローション
  • ポイント1.タイミング
    洗顔後はなるべく早くローションでうるおいを与えることが大切です。
    1、 顔全体
    2、 まぶた全体
    3、 おでこや口元
    ハンドプレス5秒位
  • ポイント2.使用量
    1回の使用量も大切!手の平が肌に吸い付くような感触になるまで、
    何度も(3~4回位)くりかえし重ねづけ!
    重ねづけ3~4回
  • ポイント3.浸透確認
    肌表面がペタペタせずに、なめらかになっているか確認。
    足りなかったらもう1回(2回でも)!
    じっくり浸透2~3分
エマルジョン
  • 手が冷たい時は、手の平をあたためてからつけることもおすすめ!
    ※ローションも同様に…
    ハンドプレス5秒位
保湿ケアの第一歩は、正しい「洗顔」から。また、うるおいを与えるだけでなく、「落とす」「与える」の2つのバランスが大切です。本格的な乾燥が始まる今こそ、スキンケアを見直して、肌本来のうるおい力を育てましょう。