パーツ別!水分を蓄える肌づくり
2022/11/01 00:00
秋が深まり、肌寒く感じる季節になりました。この時季は、お顔だけでなく全身の乾燥が気になり始めます。 本格的な冬を迎える前のお手入れポイントは「水分を蓄える肌づくり」です。 今月はパーツごとの特性に合わせたお手入れ方法をご紹介します。

唇画像
・ 角層が薄くバリアが弱いため、水分が逃げやすく乾燥しやすい
・ ターンオーバーが速い
・ 皮脂腺がほとんどない
・ 血管と神経が多い

唇表面の保護を!

唇は皮脂膜がほとんど作られないので、水分蒸発を防ぐためにも表面を保護する お手入れが効果的。内部に水分や保湿成分を蓄えられる美容液タイプや濃厚なシールド効果のあるリップトリートメントがおすすめ。

ボディ

ボディ画像
・ 部位により角層の厚さが異なるため、経皮吸収に差がある
・ 衣服擦れ等でダメージを受けやすい
・ 角層が厚く荒れやすい(ひじ・ひざ)
・ 皮脂腺が少なく乾燥しやすい(腕・脚)

セラミド*入りのアイテムを!

お風呂上がりは急速なスピードで肌の乾燥が始まります。効率よく水分と油分を与え、長時間蓄え られるセラミド入りのボディケアアイテムは、乾燥しやすい秋冬のボディにおすすめ。
*保湿成分

手画像
・ 角層が厚く角層肥厚を起こしやすい
・ ターンオーバーが顔に比べて遅い
・ 手の平は皮脂腺がない
・ 洗ったり物に触れる機会が多い
・ 外気にさらされている

こまめに保湿!

手荒れは利き手の親指、人差し指、中指の先端や指の間から全体に広がりやすいので、日ごろから 予防と早めの対策がおすすめです。特に寒くなってくると、お湯を使う頻度が増えるため、慢性的な荒れ予防にはこまめな保湿が重要。

爪画像
・ 硬いケラチンでできていて、爪の細胞間には細かい空洞がある
・ 1ヶ月で3㎜伸びる
・ 汗腺と皮脂腺がないため、油分が極端に少なく水分が失われやすい

バリアを作って強化を!

爪は乾燥や脱脂によって二枚爪や割れるなどのトラブルを起こしやすい部分。新陳代謝が低下すると、爪が薄くなったり縦スジが入ることも。爪の内部を補修しバリアを作るお手入れが効果的。

足画像
・ 角層が厚い。靴の締め付け・こすれなど物理的な刺激を受けているためさらに角層が厚くなり、乾燥する
・ かかとは皮脂腺がない
・ 重力の影響でむくみやすい

角質をやわらかく!

厚い角質を柔軟にして、やわらかい状態を長時間持続させる足用のクリームがおすすめ。古い角質 を取り除いてケアすれば、うるおいも届きやすくなります。ブーツを履くなら、防臭効果があるクリームを選ぶと◎。