紫外線のおはなし
2022/03/01 00:00
少しずつ寒さから解放される日が増えてきました。まずは、春から増える紫外線からお肌を守りましょう。紫外線は365日季節を問わず降り注いでいるので、紫外線ケアにお休みはありません。今回は、紫外線についてじっくりとお話しします。
UVA・UVBってなに?
地上に届く紫外線は「紫外線A波(UVA)」と「紫外線B波(UVB)」の2種類があります。お肌に与える影響も様々なので、まずは紫外線の特徴を理解しておきましょう。
UVA
●地表に届く紫外線の約9割。
●真皮の奥まで到達し、シミを濃くしたり、シワやたるみの原因に。
●ガラスや雲を通過するため、気づかずに浴び続け、サンタン(赤くならずに黒くなる日やけ)を起こす。
●浴び続けるとメラノサイトが活性化し、シミが濃くなる。
UVB
●エネルギーが強い。
●サンバーン(赤くなる日やけ)を起こす。
●主に表皮にダメージを与え、シミ・そばかす・乾燥を引き起こす。
●赤く炎症を起こしたり、シミ・そばかすの原因に。
月ごとに違う照射量
UVBは、7~8月の間が特に強くなり、冬になると一気に量が減ります。一方、UVAは3月頃から増え始め4~9月まで強い時期が続き、冬になっても半分程度しか下がりません。UVAは1年の変動が少ないので、年間を通して気をつけなければいけません。

天気によっても全然違う
雲は太陽光を遮るため、雲量や雲の状態など、天気の変化も紫外線量に大きな影響を与えます。 快晴の日のUV量を基準とし、天気ごとの相対的な割合を示しました。晴れであれば、快晴の場合と量はほぼ同じ。 薄曇りの場合は、快晴の約8~9割、曇りの場合は、快晴の約6割に。さらに雨の場合は、快晴の約3割まで減ります。 (雲の状態、時間、標高、季節、地域などによって変化します)