夏のヘア&頭皮ケア
2023/07/01 00:00
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7月は、七夕祭りがありますね。子供の頃、短冊にどんなお願いを書きましたか?ようやく梅雨も明けて盛夏を迎えるこの時季は、強烈な紫外線と暑さがやってきます。この過酷な状況にお肌だけでなく、髪や頭皮もダメージを受けているようです。ヘアケア対策で頭皮を清潔に保って、少しでも快適に夏を迎えましょう。

頭皮ケアって必要なの?

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日本人の平均的な頭皮の毛穴の数は、3万5千~4万個程度あると考えられています。そして、頭皮は身体の中で一番皮脂量が多い場所。皮脂の分泌量は、顔(Tゾーン)の毛穴に比べ約1.5~2倍。夏に多い頭皮のお悩みであるニオイやかゆみ、抜け毛などは皮脂汚れが毛穴に詰まることで引き起こされることも。これからの時季は、気温・湿度が高くなり、皮脂や汗の分泌量も増えてくるので、頭皮は特に影響を受けやすい状態です。

夏の髪と頭皮へのダメージ

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暑さの厳しい夏は、髪と頭皮にとっても過酷な環境。ダメージにつながりやすいものとして、(1)紫外線、(2)高温・多湿、(3)暑さからくる食欲減退・栄養不足、が挙げられます。

(1)紫外線

<毛髪>
紫外線がアミノ酸の結合を壊し、キューティクルをはがす要因に。 毛髪の構造が壊れて空洞ができるため、白っぽく見えたり、カラーが褪色しやすくなります。

<頭皮>
日焼けによるダメージによって、炎症を起こしやすくなります。

(2)高温・多湿

<毛髪>
汗によって髪がきしんだり、湿気によって髪が広がったり、スタイリングが乱れやすくなります。

<頭皮>
冷房を利用する機会が増え、冷えによる血行不良で頭皮が硬くなると、栄養が滞ってしまいます。また、大量の汗と皮脂によって、頭皮環境が悪くなり、毛穴詰まりやかゆみ、ニオイ、抜け毛が増えることも

(3)暑さによる食欲減退・栄養不足

<毛髪>
髪の毛を構成する主成分はタンパク質。タンパク質が不足すると、弱くて傷みやすい髪しか作れなくなってしまいます。

<頭皮>
冷たい物の食べ過ぎや偏食により、血液循環が悪くなり、髪に充分な栄養が運べなくなることも。

髪と頭皮を清潔に保つには?

暑い夏に大活躍のベーシックケア

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ダメージを受けやすい時季こそ、シャンプー前にお湯で予洗いをして、汚れを落としやすくするプレシャンプーや、毛穴に詰まった皮脂汚れをすっきり落とす頭皮用のクレンジングを利用するなどして、頭皮と髪のトラブルを未然に防ぐことが大切です。また、吸水力の高いヘアタオルや速乾ドライヤーのような便利な時短アイテムを取り入れて、夏のヘアケアのストレスを減らしましょう。